台風が関東を通過した9月下旬の夜。東京郊外のショッピングセンターに新垣結衣(34)の姿が。
「屋上の駐車場で撮影が行われていて、ガッキーが小走りで軽自動車に乗り込むシーンのようでした。ずっと真剣な表情で、集中している様子でしたよ。笑顔は見えませんでした」(居合わせた買い物客)
稲垣吾郎(48)と新垣がメインキャストとして出演する、朝井リョウ原作映画『正欲』(’23年公開予定)の撮影が行われていたのだ。
「人見知りなのか昔から現場ではおとなしいんですが、『正欲』の現場でも淡々と、必要以上に共演者と話さず通常運転です。ただ、監督とは1カット撮り終えるごとに話し込んでいます。今作は特殊性癖を隠して生きる、という難役ですからね」(映画関係者)
従来の清純&癒し系なイメ―ジとはかけ離れていそうな役柄。“ガッキー”封印といったところか。
「いまの新垣さんは出演作を自ら選び、本当にやりたいことをやっていこうというスタンス。以前から同世代で親しい戸田恵梨香さん(34)や比嘉愛未さん(36)らが多種多様な役を演じているのを目の当たりにして、『私も社会派の作品やシリアスな作品に出てみたい』と漏らしていたことがあったそうです」(芸能関係者)
自分のやりたいように仕事を選ぶのは、演技以外のジャンルでも。
「ファッション誌『GINZA』の企画で新垣さんはオリジナルパーカーのデザインに参加したんです。完成した商品が9月中旬から特設サイトで販売されているのですが、爆発的な人気で、売れ行き好調。製作過程ではアイデアをしっかり伝え、試着を何度も重ねる熱心さだったそう。ご本人も出来に満足していて、石田ゆり子さん(53)や夫の星野源さん(41)にも贈ったようです」(ファッション関係者)
この経験により30代の新たな夢が芽生えたようだ。
「『今後も服のデザインやプロデュースに関わっていきたい』と声を弾ませていたそうです。デザインのアイデアをメモしたりもしていると聞きました。いつかデザイナーとしてブランドを持つこともあるかもしれませんね」(前出・ファッション関係者)
新垣結衣が、12日発売の『GINZA』10月号に登場。自身がデザインしたフーディを着用した2バージョンの表紙となっている。
今号は創刊25周年記念企画として、新垣がイチから製作に参加し、自らがデザインを手がけた“究極”のフーディを作製。着用したフーディの色に合わせて、10月号の表紙は特別に、ふんわりほほ笑むキュートな白ガッキーと、キリッとした表情でクールにキメる黒ガッキーの2パターンとなっている。
“究極のフーディ”プロジェクトが始動した昨年の秋。スタイリスト・三田真一さんをアドバイザーに迎え、新垣は1年近くにわたり、幾度もの打合せ、サンプルチェックにのぞんだ。
新垣は「サンプルのチェックが、毎回、いちばん緊張しました」と語り、続けて「好きなようにやっていいよと言ってもらっているワケだから、いろいろ選択肢があるなかで『これはこうしたい』というアイデアがちゃんと浮かぶだろうかと不安で。それが見えないと、私自身が『オリジナルを作りました』とは言えなくなるなと。せっかく面白い企画をやらせてもらっているので、やれるだけやって、存分に楽しみたいと思ったんです」と今回の製作についてコメントした。
演技派女優とデザイナーの“二刀流”に期待!