11月上旬の午後9時ごろ、都内の一軒家から親しげに談笑しながら出てきたのは、女優の黒島結菜(25)と俳優の宮沢氷魚(28)だ。
NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で、夫婦役を演じていた2人が訪れていたのは女優・杏(36)の自宅だった。今年8月にフランスに移住した杏だが、1カ月ほど帰国していたのだ。
11月10日に配信が開始された公式YouTubeの動画で、杏はこう語っている。
「日本では今回、映画の撮影をしていて」
「この最中に子供が誕生日を迎えたので、パーティーをしてお祝いをしました」
今回、宮沢と黒島を目撃したのは、その誕生日会だった。
「杏さんには6歳の双子の女の子と、5歳の長男がいます。その長男の誕生祝いだったといいます。
杏さんと黒島さんは’16年公開の映画『オケ老人!』で初共演しそれ以来、親交を深めているそうです。杏さんのYouTubeに出演した際に黒島さんは『杏さんは東京に来ていちばん長い友人』と話していました。
宮沢さんも’19年のドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)で杏さんと共演してから交流が続いているそうです。杏さんと宮沢さんは、オタク気質なところや、モデルから俳優に転身したこと、芸能人の親を持つことなど共通点が多く、すぐに打ち解けたそうです。
「お子さんたちが宮沢さんと黒島さんにすごく懐いていることもあり、今回呼ばれたのだとか。杏さんの知人の家族なども参加していて、久しぶりの再会に大変盛り上がったといいます」(杏の知人)
『ちむどんどん』の最終回から1カ月半。思わぬところで“暢子夫妻”再集結が実現していたーー。
11月上旬、杏の自宅で開かれた子供の誕生日会から宮沢氷魚と黒島結菜が帰宅する姿を本誌は目撃した。
杏と黒島は’16年公開の映画『オケ老人!』で初共演して以来、親交を深め、杏のYouTubeに黒島が出演するほどの関係だ。一方、杏と宮沢が初共演したのは’19年のドラマ『偽装不倫』。
「杏さん主演の同作で恋人役を宮沢さんが演じたことがきっかけで、現在まで交流が続いています。
’17年に俳優デビューした宮沢さんは、わずか2年で杏さんの相手役に抜擢されました。当時のインタビューでは『正直、ドッキリかと思いました』と語っています。そんなこともあり、宮沢さんは、楽しかった作品として、よく『偽装不倫』を挙げるそうです」(芸能関係者)
撮影現場で意気込む宮沢を杏は「先輩としてサポートしていた」と映像制作関係者は言う。
「杏さんは大役に硬くなっていた宮沢さんを終始、気にかけていたそうです。それ以来、宮沢さんは杏さんのことを俳優として尊敬しているといいます。
実直に演技に臨む姿勢がよかったのか、杏さんは周囲に宮沢さんのことを、『ピュアでいいコよ。かわいい』と言っていたこともあったのだとか。またあるとき、理想のタイプとして仕事関係者が彼の名前を挙げると、『わかる~』と同意していたと聞いています」
’20年1月19日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で宮沢は、「ラブストーリーで共演者のことを好きになるか?」という問いに、「好きになっちゃうほうですね」と即答。さらに『偽装不倫』ではどうだったのか聞かれ、「(杏さんを好きに)なりました、もちろん」と語るほど役にのめりこんでいた。
6月にシャネルのイベン
トで再会
今年の6月には、イベント「Manifeste de Mode」で、モデルとして杏と宮沢は“再共演”。お互いの公式インスタグラムには、そのときの様子が投稿されている。
「朝ドラ『ごちそうさん』でヒロインを務めた杏さんに、黒島さんと宮沢さんはそれぞれアドバイスをもらっていたといいます。2人は『結菜ちゃん』『氷魚くん』と呼びあっていて、この朝ドラが初共演と思えないほど。黒島さんは仲よくなるのには少し時間がかかるタイプだそうですが、杏さんの存在も手伝って、すぐに打ち解けたのだとか」(前出・映像制作関係者)
朝ドラでも杏に助けられた宮沢。彼女への思いは深まっていったようだと前出の芸能関係者は明かす。
「多忙を極める宮沢さんですが、実は今年の9月にフランスを訪れようと考えていたそうなんです。長期休みはもちろん取れないので、できて2泊だと思っていたとか。残念ながら仕事の都合で実現しなかったといいます。9月は杏さんにとってフランスに移住した直後で、心細かったタイミングでしょう。少しでも助けになればと考えていたのではないでしょうか」
実は宮沢は今年7月放送のテレビ番組『ガブリエル・シャネルの秘密』(日本テレビ系)で、パリへの憧れを明かしている。
「僕、(パリに)行ったことがないから行きたいんですよ!本当に行きたいと思います」
この発言には、「杏がいるから」という想いが隠されていたのだろうかーー。宮沢の“追っかけ心”はまだ健在だと前出の芸能関係者は言う。
「弾丸旅行であっても杏さんの住むパリにどうしても行きたがっているといいます。都合さえつけば、12月から1月にかけてのオフに1泊でもいいので訪れたいと思っているようです」
宮沢は’21年1月に『VoCE』の公式サイトで“憧れる女性”を、《決断力のある人。僕が優柔不断なので、しっかり決められる方だと尊敬します。年齢にはこだわらないのですが、リードしてくれる女性となると年上かもしれないですね》と語っている。
パリで“ちむどんどん”新章は始まるのかーー。
SNSでは、2人の交流に感慨深さを感じる人が続出している。
《宮沢氷魚くんと杏ちゃんの交流がいまだに続いてるという事実だけで泣ける》
《氷魚くんと杏ちゃんがいまだに仲良しでいてくれて嬉しい》
《素敵 この2人好き》
杏のオタク気質なところは、これまでも多くの共演俳優をひきつけてきた。
2021年12月、本誌は『日本沈没』の現場での杏の様子を取材。当時、テレビ局関係者はこう証言している。
「杏さんは現場にフィットネスゲームを持ち込んで、みんなでやってましたね。全員参加できるので、盛り上がるんですよ。
彼女はファミコンからスーパーファミコン、ゲームボーイなどあらゆるゲーム機を持っている根っからの “ゲーマー”。携帯のアプリゲームも相当な数をやり込んでいるそうです。
最近は、お子さんとも一緒にやっているそうです。いろんなゲームの話をしていたのですが、『詳しすぎる』と周りも驚くほどでした」
杏といえば、漫画好きでも知られている。
「『ドラゴンボール』や『美少女戦士セーラームーン』『魔法騎士レイアース』などにハマったのち、『りぼん』『マーガレット』『花とゆめ』など数々の雑誌を読んできたと、自身のラジオ『杏のAnytime Andante』(ニッポン放送)で語っています。
一度没頭すると周囲の声が聞こえなくなってしまうとか。子供の頃は、外国の空港で漫画を読んでいて、親がいくら呼んでも返事がなかったので、周囲に誘拐を疑われて親が連行されたという驚きのエピソードもあります。
そうやって趣味で培ってきた豊富な知識をもとに、幅広い年代の共演者たちとコミュニケーションができているようです」(芸能記者)
杏の現場人気の高さは、趣味を追求するこうした姿勢も一役買っているのだろう。
杏が11日までに、自身のSNSを更新
フランス移住を発表した女優の杏(36)が11日までに、自身のSNSを更新。フランスから一時帰国した姿を公開し反響を呼んでいる。
ストーリーズにはYouTubeにアップした日本に一時帰国した際の動画の、キャプチャー画像をストーリーズへ掲載。本を持って行く様子や、納豆を9キロ分買ったことなども報告し、ファンからは「相変わらず綺麗」「久しぶりに東京の家が見れて嬉しい」「私も語学の勉強頑張ります!」などの声が上がっている。
先日もパリでのオフショットを掲載。日本の生活との違いとして、東京はほとんど車移動だったというが、パリでは徒歩が中心で「1日1万歩以上は歩いている」などと説明した。子供達にパリ移住を説明する際には、何ページにもわたって絵と文で今後の生活などについてかいて説明したという。子供達は日本でプールやピアノに通っていてパリではまだ未定というが、フランスには乗馬、サーカス、演劇、ヨガなどユニークな習い事があることも紹介した。
8月28日公開の自身のYouTubeチャンネルで、フランスへ移住することを発表。今後は現在の事務所に所属したまま、日本と2拠点で女優活動などを続けていく。杏は、モデルとして10代からパリコレに出演し、過去にフランスを「青春の場所」と語るなど、かねて移住を検討していた。