テレビ朝日の弘中綾香アナ(31)がゴールインした。“一般人”と発表された結婚相手がどんな人物かに注目が集まったが、判明した経歴を見ると女子アナと近年“縁”がある、あの会社のOBだった──。
オリコン「好きな女性アナウンサーランキング」で3年連続1位(2019~2021年)を誇る人気アナのハートを射止めたのは、ベンチャー企業「プログリット」の社長・岡田祥吾氏(31)だった。岡田氏の知人が語る。
「コテコテの関西弁そのままに情熱的でパワフルな人ですね。とにかく熱い。誰かのためになるビジネスがしたいというのが話していて伝わってくる。顔も爽やかでハキハキと話すので、初対面の人にもとても好印象を与える人だと思います」
岡田氏は大阪大学工学部を卒業後、外資系コンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」に入社し、2016年に独立。英語コーチングサービスを展開するプログリットを創業し、たった3年で売上高を17億円に伸ばした「ビジネス系メディアで取り上げられる機会も多い新進気鋭の経営者」(経済ジャーナリスト)だ。
弘中アナが結婚報告をした前日の9月29日に、同社は東証グロース市場に上場し、岡田氏の資産は約15億円を超えたと推定される。
結婚報道以降、その華やかな経歴が注目されているが、関係者の間で話題を集めているのはそれだけではでないという。女子アナに詳しいライターの島本拓氏が語る。
「2019年に結婚した元テレ朝の小川彩佳アナ(37)の夫もマッキンゼー出身で医療ベンチャー『メドレー』取締役の豊田剛一郎氏(38)でしたし(2021年に離婚)、フジテレビの宮澤智アナ(32)の結婚相手も東大卒のマッキンゼー社員でした。業界関係者からは『またもやマッキンゼーか』と驚く声が聞こえてきます」
その“共通点”が判明するやネット上では、〈局アナと結婚したい皆、マッキンゼーへ行け〉〈アナウンサーの結婚相手は野球選手からマッキンゼー起業家にうつってるのか?〉といった声が上がっている。
なぜ、マッキンゼーと女子アナが結ばれる事例が続いているのだろうか──。
「黄金世代」のひとり
マッキンゼーは「世界三大コンサルティングファーム」の一つで、『朝日新聞EduA』の「企業入社難易度ランキング2022」では1位となるなど「日本一入るのが難しい会社」として知られている。
様々なクライアント企業から依頼を受けて経営上の問題点を見つけ、解決の手助けをする外資系コンサルといえば“高給”というイメージがあり、マッキンゼーはその最高峰クラスに位置する。
「20代でも年収1000万円超えが当たり前で、上の役職に就けば5000万円とも言われている。実績によっては1億円を超える社員もいます」(『経済界』編集局長の関慎夫氏)
ただし、たとえ高収入であっても「定年まで勤め上げる会社」としてはとらえられていないのだという。
東大大学院を修了後にマッキンゼーに入社し、現在、お笑い芸人に転じた石井てる美氏が語る。
「社内でマッキンゼーは“道場”と呼ばれていました。一生の職場というよりは、いずれ自分のやりたいことを実現するため、世界のビジネス界で闘えるスキルや人脈を培う通過点という位置づけの人が多いと思います。入社してすぐに責任ある仕事を任され、ものすごいスピード感の中で猛烈に働くことになり、マッキンゼーでは通常の3倍の速度で成長すると言われていました。上昇志向の強い優秀な人にとって恵まれた環境なのです」,そうして“道場”から巣立っていった人材は数知れない。
「DeNA」の創業者である南場智子氏などの実業家をはじめ、政界では自民党幹事長の茂木敏充氏もマッキンゼー出身者として知られている。岡田氏も、金属加工製品の製造・製造委託仲介業「CADDi」の代表取締役・加藤勇志郎氏らと共に「マッキンゼー黄金世代」として『Forbes JAPAN』に取り上げられている。
弘中アナは、折に触れて自身の好きなタイプについて、「明るい人」「頭の回転が速い人」と語ってきた。岡田氏はまさにドンピシャの相手だったのかもしれない。